モリンガとは
モリンガは、インド北部原産の樹木で、現在は、インド、アフリカ、マダガスカル島、アラビア半島、東南アジア、南アフリカに広く分布しています。
ケシ目ワサビノキ科の植物で、和名は「ワサビノキ」ですが、日本のわさび(山葵)とは全く異なる植物です。モリンガの葉、茎、根はわさびと同じような辛味があります。
学名:モリンガ(Moringa oleifera-Lam)
和名:ワサビノキ
モリンガの歴史
モリンガはインドでは何千年も前から生育されており、古代ローマ、ギリシャ、エジプト文明においても利用されていた記録が残っています。
特に、モリンガから採取したオイルは、香水、お肌を整える素材として珍重されていたようで、エジプトのクレオパトラもモリンガオイルを愛用し、モリンガのお茶を飲んで美しさを維持していたといわれています。
また、モリンガは、古代からメディカルハーブとして利用され、インドでは「薬箱の木」と呼ばれることもあり、樹液は消毒薬、葉は解熱剤や胃腸薬などとして、全ての部位を利用することができるそうです。
欧米では、モリンガはサプリメントとして定番商品の地位を固めており、広く受け入れられています。
地球の環境も救う「奇跡の木」
モリンガは、成長が早い樹木で、2~3年で成木となり寿命は約20年といわれており、過酷な環境でも育つ生命力の強いことでも知られ「不死の木」と呼ばれることもあります。モリンガは、数年で高さ3~10mに達し、幹の直径は10~30㎝にもなる成長の早さが特徴です。年間の降水量が500mm程度あるところでもっともよく成長するといわれていますが、耐乾性に優れているので年間降水量が250mm以上あれば育つといわれています。
モリンガの成長に適した高度は、海抜600mより低いエリアとされていますが、海抜1000mくらいまで生育するようです。生育に適した気温は、25℃~40℃といわれています。
また、飛躍的な二酸化炭素の吸収作用があることも知られており、モリンガの植林活動は地球の温暖化防止にもつながっています。
国連/世界食糧計画(WFP= World Food Programme)では、極貧地域の人々の栄養補給及び、 地球規模のテーマ・CO2削減の 両面からミラクルツリー・モリンガの植林を強く推奨しています。
モリンガに含まれる栄養素
90種以上もの豊富な栄養素
タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル等の栄養素と、アミノ酸群は人の成長や生命維持に欠かせないものです。アミノ酸の中でも必須アミノ酸は人体内で生合成できない、または合成速度が極度に遅いため、栄養分として摂取しなければなりません。モリンガは、その必須アミノ酸全9種を高数値かつベストバランスで含有しています。
アミノ酸 発芽玄米の 約4倍 | カルシウム 牛乳の 約16倍 | 鉄分 プルーンの 約82倍 | 食物繊維 レタスの 約28倍 | マグネシウム アボカドの 約10倍 |
ビタミンC オレンジの 約7倍 | ビタミンE 卵の 約96倍 | ビタミンB1 豚肉の 約4倍 | ビタミンB2 いわしの 約50倍 | カリウム 小松菜の 約5倍 |
葉酸 ほうれん草の 約4倍 | ポリフェノール 赤ワインの 約8倍 | GABA 発芽玄米の 約22倍 | 亜鉛 にんにくの 約4倍 | タンパク質 牛乳の 約2倍 |
モリンガ乾燥葉に含有される20種類のアミノ酸
当社の取り扱うJPM農園産モリンガに含有されるアミノ酸は以下の通りです。
非必須アミノ酸 | 含有量 /100g |
アラニン | 1.55g |
グルタミン | 分析試験中 |
グルタミン酸 | 2.86g |
アルギニン | 1.40g |
アスパラギン酸 | 2.26g |
アスパラギン | 分析試験中 |
システイン | 0.37g |
プロリン | 1.24g |
グリシン | 1.38g |
セリン | 1.08g |
チロシン | 0.95g |
必須アミノ酸 | 含有量 /100g |
バリン | 1.45g |
ロイシン | 2.24g |
イソロイシン | 1.16g |
メチオニン | 0.46g |
フェニルアラニン | 1.47g |
トリプトファン | 0.53g |
ヒスチジン | 0.61g |
スレオニン | 1.19g |
リジン | 1.52g |
※検査機関:一般財団法人日本食品分析センター、発行日2016年3月2日
モリンガの驚異的なGABA含有量
GABAとは?
GABA(遊離γ-アミノ酪酸)は、遊離アミノ酸の一種で、その化学名[Gamma-Amino Butyric Acid]の頭文字からGABA(ギャバ)と呼ばれています。
1950年に哺乳類の脳から発見され、大脳の神経結合部位の整理や消去には興奮性伝達物質グルタミン酸と共に抑制性伝達物質のGABAが必要であることが分かりました。
ストレスの多い現代人の脳ではグルタミン酸の分泌量が増えやすくなります。 そして脳内のグルタミン酸量が多くなると神経が常に高ぶった状態となり、全身に悪影響を及ぼすと言われ、その代表的な症例は血圧の上昇です。 グルタミン酸の興奮性を抑えるブレーキ役としての機能性を持つGABAは、医学界、医薬品業界、食品業界において大いに注目されています。
当社の取り扱うJPM農園産モリンガ100g中には、GABAが347mgも含有されています。
※検査機関:一般財団法人日本食品分析センター、発行日2016年3月2日
品目 | 含有量 /100g |
JPM農園産モリンガ | 347mg |
トマト | 63mg |
ジャガイモ | 35mg |
ナス | 20mg |
温州ミカン(貯蔵) | 30mg |
ぶどう | 24mg |
温州ミカン | 18mg |
発芽玄米 | 10mg |
胚芽玄米 | 4mg |
白米 | 1mg |
モリンガはこんな方にオススメです
豊富な栄養素を含有するスーパーフード「モリンガ」。以下のような方にオススメです。
お酒が好きな方
いつまでも健康でいたい方
手軽に栄養を補給したい方