現地訪問の準備、販売の準備を松岡氏と淡々と進め毎日が足早に過ぎ去っていきました。
その日は、何の前触れもなく突然やってきました。忘れもしない1月12日、フィリピンで火山の噴火が発生したとの一報が届きました。火山と農園の位置関係を十分に把握できていませんでしたので、どうなっているのか分からず、兎に角、LINEで火山の噴火が日本のニュースで見たこと、大丈夫か心配していることを送信しました。いつも直ぐに返信が来る松岡氏でしたが、この時は翌日に返信がありました。以下、頂いた返信の原文です。
「有りがとうございます。ファームの、被害状況は明日にならねば分からないです。しかし、噴火地から北に位置するマニラ首都圏に火山灰が、と云う事は、風向きから推察すると南に位置する弊社フィリピンには被害が少ないのではとの希望的願いです。マニラ空港全面閉鎖になりました。高度1万二千メートルまで噴煙と火山灰微粒子が舞い上がっている為、フィリピン上空近辺を飛行する航空機に注意勧告‼️ チョット大変な状況です。」
この火山の噴火で、空港が閉鎖、日本からのマニラ行きの便も欠航してしまいました。また、農園も灰を被ってしまい被害が出ているようなので、現地訪問をどうするか、自然相手のことなので、どうしようもなく、暫く動向を見守るしかないと腹をくくりました。