そこまでやるの?

ここで松岡氏の探究心についてご紹介します。

農場の生産では、通常はいかに早く、いかに沢山栽培するかを追求していくことだと思いますが、農場説明では、生産畑の次は、『ここの畑は、苗の時点で病気になったモリンガが成長にどのような影響がでるのか、確認するために栽培をしています。やはり苗の時点で病気になったり問題のあった木は、大きくならないんですよ。この手前の木は問題の無い木で、奥の木は問題のあったもので、同時時期に植えたものですが、違いは歴然です。』と説明してくれました。更に別の畑では、『モリンガは普通種から植えるのですが、日本では接ぎ木の習慣がありますよね。モリンガでもそれが出来ないか試しているんですよ。』と説明してくれました。次に、『ここだけの話ですが』と前置きされ、童心の笑顔で『山の中で野生の***を見つけたんですよ。モリンガに配合してみようと試験栽培しています。』とそれは嬉しそうな姿を見ていると、永遠の探究心を持ち本当に人生を楽しみながら、農場経営をされてるんだなということを強く感じると同時に、この人と一緒に人生を楽しみながらモリンガを広めて少しでもみんなの役に立てたらとどんなに幸せなのかと思いました。

その後、事務所に戻り、インタビューや商品の打ち合わせをしていると、松岡氏がある従業員に『もういいから早く帰りなさい。』と言っているのに気付き、何をしているのか教えて貰うと、有機JAS認定の定期検査のために、フィリピンモリンガ財団に所属している他農園の検査立ち合いで、昨日6時間もバスに乗り朝5時から夜の11時まで検査に行っており、出張帰りだということでした。週末で且つ早朝からの出張で、少しくらいは不満があるのではと想像しましたが、『大変では無いですか?』との私の質問に対し、「当たり前のことをしているだけです」と清々しく返答があり、『まだやるべきことがあるのでそれが終わったら帰ります。』と言われていました。このさりげない日常の遣り取りを目撃し、松岡夫妻のモリンガに対する【想い・こだわり】が従業員にも浸透しているのだなと、強く印象に残りました。

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次回ブログに続く